もこまる諸行無常なブログ

明るいけど頑固なところもある母、アスペルガー症候群の父、難病もちの私の3人家族です

保険屋さんがやってきた!

母がかけていた保険のいくつかが今年満期になる、
というので郵便局の保険屋さんが家にやってきました。
昔は家まで押しかけてくるなんて
なんとなくうさんくさい人たち、
くらいにしか思っていませんでしたが、
両学長のYouTubeで金融の知識を得たいまは、
明確に、近づいてはいけない人たちだと認識しています。

お金がある、とわかっているところに
ぼったくり商品を売りつけにくるんですから、
たちがわるいですよね。

母は国営だったころの郵便局にまかせておけばお金が増えた、
という思いがあるので平気で保険屋さんを家に入れていました。
わたしは保険屋さんの口車にのせられて
母が変な契約を結んでしまうのではないかと
ずっとひやひやしながら2階から話を聞いていました。

保険屋「10年前、いろいろ郵便局の局員の勧めで商品かってくださったんですね」
母「あまり深く考えずに入ったから」
保険屋「おつきあいで入ってくださったんですね、優しいですね~」

というようなやりとりをきいていると、
「何も考えずに無駄に高い商品を買ってくれるなんて良いカモだな~」
という保険屋さんの心の声が聞こえてくるようでした。
銀行や証券会社や保険の営業の言われるままに
資産運用という名のごみ商品を買ってしまう、
金融知識がないって怖いとつくづく思っていました。
おそらく銀行の金利が高かったころは預けるだけで増えていた時期もあって、
その意識がぬけていないんでしょう。

保険屋さんが帰ったあと、
わたしは母に言いました。
「もう保険にかけるより、お金は使ったほうが良いよ。
増やしたいと思うなら投資のほうが良い」
それでも母は、保険を掛けることにこだわっていました。
母のお金は母のものなので、
どうしても保険に入りたいというならどうぞというしかないんですよね。

おそらくわたしも、もし両学長のYouTubeに出会っていなかったら、
母と同じようにお金の知識から遠ざかり、
良いカモになっていたかもしれません。

テレビでもYouTubeでも毎日保険のCMが流れています。
「80歳まで入れる終身保険!」
それが悪いものだなんて、
なかなか気づきませんよね。
無知に付け込んだ商売がいかに多いかを知ると、
世の中が悪人ばかりにみえてきてしまいます。

たぶん本当に良い商売は、
大きく宣伝しなくても売れていくから
すぐには目につかないところにあるのかなという気がします。
向こうから売りに来るものではなく、
自分から良いものを探しに行くほうが賢いやり方なのかもしれません。