物語になっていて読みやすい
ためになることがいっぱい書いてあっても、ひたすら文字を追うだけだと疲れますよね。
漫画バビロン大富豪の教えは、古代の石板の解読をするところから物語になっていて、貧しい武器鍛冶職人の息子に生まれた少年が、成長する姿と一緒に学ぶことができるようになっています。
お金持ちとはどんな人なのか?
お金持ちになるための法則とは?
といった、古代から変わらない真理をわかりやすく、漫画で教えてくれます。
大富豪の教えとは
まず、少年は楽をしてお金を儲けようとして騙されて全部失ってしまいます。
いくら大金を持っていたとしても、正しい使い方をしなければすぐに失ってしまう。
これはお金持ち=たくさんお金を持っている人、というイメージを否定するものです。
少年は働き始め、大富豪から教わった収入の十分の一を蓄え、残りの十分の九で生活する、という行動を実践していきます。
何でも欲望のままに手に入れていけば、お金は貯まらないのが当たり前で、たとえそれが少しであっても蓄え続ければいずれは大きな財になる。
言われてみれば当たり前のことですが、もらったお金は全部使ってなんなら借金までして生きてる人も世の中にはたくさんいることを考えると、わかっていても実践するのは難しいのだとわかります。
お金に働いてもらう
誠実に働いてお金をためることに加えてもう一つ、この本が伝えようとしていることは「投資」についてです。
お金にも働いてもらうことによって、お金が入ってくる仕組みを作る。
大富豪とはお金が入ってくる仕組みを知っている人、といえます。
でも「投資」というと「詐欺」とか「破産」とか危険な香りのワードが頭の中を飛び交い始めてしまう・・・
わたしも2年くらい前まではそうでした。
お金の周りの話には、詐欺師も存在するのは確かです。
ダメなものをみわけられるようになるためにも、正しい知識を学び、正しい投資を経験する必要があると思います。
お金がなければ不幸だけどお金があるだけでは幸せにはなれない
節約を必死で頑張ってやりたいこともせず、死ぬときに一番お金持ちになっている、これじゃ悲しいですよね。
貯めるだけでもだめ、使うだけだと破産。
大切なのはバランス。
考えてみると、なんでもそうですね。
食事も食べすぎたら体に悪いけど、食べなさ過ぎたら筋肉がなくなってしまう。
運動もやりすぎたら関節に負荷がかかりすぎて痛くなったりするけど、まったくやらなかったら生活習慣病になってしまう。
お金との付き合い方も学ばなければ上達しないものなんだ、ということを2年前に両学長のYouTubeに出会ってから実感しています。
たぶんそれ以前にこの漫画を読んでいても、感銘を受けることはなかったでしょう。
当たり前のことを言ってるだけ、と。
大富豪との間に立ちふさがっている「行動するものとしないもの」という大きな壁。
今は毎日、この壁を破ろうと奮闘しているところです。