今週のお題「体調が悪いときの過ごし方」
本当に具合が悪いときの病院がよいは地獄
わたしが難病を発症したとき、近所の小児科からの紹介状をもって東大附属病院まで行きました。
貧血でふらふらになりながら1時間以上電車に乗って、駅から病院まで歩き、受付をして、いつ呼ばれるかまったくわからない状態で3時間以上ひたすら待つ、という元気であってもやりたくない苦行。
昔の東大病院の外来はほんとうに地獄でした。
ようやく診察が終わっても、次は薬局。
今でこそ院外処方が主流ですが、昔は病院で出された薬は病院にある薬剤部でもらう仕組みになっていて、大病院ともなれば何百人もの人が一か所で薬をもらうわけですから時間がかからないはずがありません。
果たして今日はいったい何時になったら帰れるのか、毎回絶望的な気分になりました。
転院して埼玉医大へ
東大付属病院はうちから通うにはあまりに遠かったので、車で30分ほどで行ける埼玉医大に転院しました。
現在は改装されてデジタル化が進み、待ち時間なども番号表示されてわかりやすくなっていますが、それ以前はいつ呼ばれるかもわからない待ち時間は長く、廊下におかれた椅子は座れないときもあり、やはり地獄でした。
学校生活での無理がたたり、検査値が悪化して入院が必要だ、と言われたときは、廊下に置かれた椅子で涙が止まらなかったことを今でも覚えています。
泣きたいときは思う存分涙を流したいと思ういっぽうで、一緒に出る鼻水が邪魔で早く泣くのをやめたい、と思うのはわたしだけでしょうか・・・
予約があっても待ち時間は1時間以上
今も定期的に病院に通っています。
いろいろな業務の効率化のおかげで、待合室に座り切れない患者があふれることはなくなりましたが、予約があっても当たり前のように1時間以上待たされます。
元気ではない、どこか調子が悪いところがあるのにこのような体力を必要とする場所が病院、というのもおかしな話ですね。
時間を忘れるアイテムはどこでも重宝する
待ち時間はぼーっとしているととても長く感じます。
近くでコントのような面白い会話が展開することでもないかぎり、もてあまします。
パズル雑誌を持って行ったこともありますが、難問すぎて解けないとイライラしてくることもあるので、やっぱり本がいいなと思います。
病院にもっていって時間を忘れたいときは、知っている作家の本を選ぶと間違いありません。
推理小説を夢中になって読んでいると、もうすぐ犯人がわかる!という絶妙なところで順番が回ってきて慌てるくらい、あっという間に時間が過ぎるでしょう。