もこまる諸行無常なブログ

明るいけど頑固なところもある母、アスペルガー症候群の父、難病もちの私の3人家族です

続きが気になりすぎて眠れなくなる、「約束のネヴァーランド」

今週のお題「最近読んでるもの」

眠れなくなるほど面白かった漫画、「約束のネヴァーランド」を紹介します。

きっかけ

もともとはネットフリックスにあるアニメがこの作品を知ったきっかけです。

ジャンルが「ダーク」「スリリング」と書いてあったので、怖いのが苦手なわたしは敬遠していたんですが、職場の同僚から「そんなに怖くないよ!」と勧められ、恐る恐る見始めたらどはまりしました。

 
あらすじ

グレイス・フィールドハウスは、血のつながりはなくても、ママと38人の子供たちが幸せな毎日を過ごす家。

しかし、平和な毎日はある日突然終わりを告げます。

 
3つの魅力 キャラクター、世界設定、怖すぎない

この作品の魅力を3つあげるとすれば、まずキャラクターでしょう。

主人公エマの優しさ、賢さ、何があってもあきらめない強さ、明るさ、元気の良さ。あげて行ったらきりがないほど魅力にあふれています。

そして、そんなエマを慕い、信頼し、ときには励ましあいながら困難をともに乗り越えていく仲間たち。

どんな状況になっても前向きな姿はまぶしいくらいです。

 

2つ目は独特の世界設定。

もし自分がそんな世界に生きていると知ったら、絶望でおかしくなりそうなくらい恐ろしい設定です。

でも、現実世界でわたしたちが他のいきものに対して同じことをしているのではないか、それが罪ならわたしたちも背負っていることになるのではないか、考えさせられます。

 

3つ目は怖すぎない。

ものすごく怖い設定ではあるものの、目を覆うほど残酷だったり悲惨だったりするシーンがほとんどありません。

ホラーものが苦手な私でも夢中になれたくらいですから。

 

悪役にも正義がある

そしてこの漫画の面白いところは、悪役にも正義がある、ということだと思います。

ファンタジーの悪役には必要もなさそうなのにわざわざ人間にだけ害をなしてくる理解不能なやつがいますよね。

 

エマたちの敵は、それが悪いことなんて思わずにただ生きているだけ。

 

世界には、無数の正義がある。

争いごとのたえない現代において、それは深いメッセージです。

 

エマは、敵である存在すら憎まずに自分たちが幸せになれる道を探していきます。

この世界も、エマのような人に導かれたら、戦争がなくなるのではないでしょうか。