・家計管理をしやすくするため、使っていない口座を整理
つぶれたときのために、あちこちの銀行に口座を作っておいたほうが安全な気がする。ちょっと前までのわたしはそう思っていました。うちの母は今でもそう思ってます。
特に郵貯は、昔は国営だったため高齢者には安全のイメージが強いみたいですね。
私にとっても生まれて初めて作った口座でもあり、付き合いも長く、近くて利用しやすいというメリットもありました。
しかしネットバンキングが主流になった現在、郵貯を利用することはまったくなくなっており、数万円の預金がずっと放置された状態でした。
休眠預金、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?10年以上放置された預金は、預金保険機構に移管され、NPO法人の支援などに利用されるそうです。
手続きをすれば引き出せるそうですが、ちょっとたいへんになります。
使ってないけどわざわざ解約しなくてもいいや、と思って口座を放置している方には預金移動と解約をおすすめします。
・郵貯の窓口にて
窓口で口座を解約しようとすると、「いったん解約するとまた作ろうとしてもすぐにはできませんけどだいじょうぶですか?」と言われました。そういう脅し文句を言われることはわかっていたので、だいじょうぶです、と答えました。
銀行口座を作ろうと思ったらたいていその日のうちに作れると思うんですが・・・
窓口で必要なものは、通帳、届出印、キャッシュカード、身分証明書の4点です。
預金がすべて払い戻されるので、ある程度たくさん入っている場合はあらかじめ、使用している別の口座に移しておいたほうがよいです。ATMで移し替える場合、最近は振り込め詐欺防止のため、一回に50万ずつしか引き出せないので、たくさん入ってる場合はたいへんですね。
郵貯ダイレクトは使い勝手が悪いという噂なので使っていませんでした。
・三菱UFJ銀行は窓口じゃなくても口座解約できる
郵貯の口座を解約してすっきりとしたあと、さらにもう一つの使ってない口座、三菱UFJ銀行が気になり始めてしまいました。
以前は自転車で行ける距離に支店があったんですが、業務効率化のため統合されてなくなってしまっており、一番近い支店でも電車で行かなければなりません。
しかしネットでいろいろ調べたところ、WEBで口座解約できることが判明。
やり方は、
1.「かんたん手続きアプリ」というアプリをダウンロード
2.各種手続きの中の「口座を解約したい」をクリック
あとは指示通りに進むだけです。解約前に残高を0円にしておく必要があります。
条件をクリアしていれば、手続きは3分程度で終わります。
・よりよい家計管理にはシンプルが大事
こうして、わたしの銀行口座はメインのネット銀行と、サブの三井住友銀行、2つだけになりました。これをマネーフォワードという家計管理アプリに連携させて、支出の管理をしていくことになります。
お金はなるべくわかりにくく複雑に管理して、どんぶり勘定のほうが心理的に楽、という母の流儀からの脱却にはなかなかに時間がかかりましたが、お金で困らない人生のためにはちゃんとわかりやすく管理しなくてはならない、という理屈のほうが正しいであろうと予測ができます。
母にも口座の整理を勧めていますが、郵貯は解約したくない、ときっぱりいっていました。何冊も通帳を管理したり、家計簿をつけたりするのはたいへんだと思うのですが、他人の考えをそう簡単に変えることはできないということも理解しています。
自分がやってみて、こうしたらよくなったよ、と実体験で伝えていくことでちょっとずつよりよい家計管理に近づいてもらえたらいいなと思います。