今週のお題「大移動」
私の職場には棚に大量に商品が並んでいます。
その棚はかなり高さがあって、上から3段くらいは脚立にのらないと届きません。
商品はほぼアイウエオ順に並んでいて、
よく売れるものが一番上の取りにくい棚にあったり、
たまにしか売れないものが一番手の届きやすい場所においてあったりします。
半年前くらいに店内の改装工事をしてからずっと
その状態のまま、毎日なんども脚立に乗ったり下りたりしていました。
先日、下のほうの棚があいているのを眺めているうちに、
「ここに上のほうの商品、移動しちゃったら楽なんでは・・・?」
という画期的な(?)案が浮かび、店長に相談してみたら、
「それいいね」
と許可してもらえたので、よく売れる商品を下に移動するという作業をせっせと行いました。
同僚も全員が
「とりやすくなってよかった!」
といってくれるかと思いきや。
一人だけ違う意見の人がいました。
「せっかく覚えた商品の場所を変えられると困る」
それを聞いたとき最初はがっかりしましたが、
確かに背が高くて今までもそれほど不便を感じていなかったその人にしてみたら
そう感じるのも無理はない、と納得するところもありました。
同時に、どんなに良い案だと思っても、
全員が喜んでくれるとは限らないんだなということを感じました。
だからといってその一人のために、
画期的な名案を捨ててしまうのはもったいないですよね。
申し訳ないという気持ちがありつつも、
慣れてしまえば商品がほぼとりやすい位置にあったほうが仕事がはかどる、
ということに気づいてくれたらいいな、と願っています。