インターネットを使っていますか?から始まる詐欺っぽい電話
じつをいうと、自分でもこの手の詐欺っぽい話に引っ掛かりそうになったことがあります。
「電話回線を変えると安くなるんです」
と言われて、FAXで資料が送られてきて、半分信じたわたしは母にお勧めしました。
人からきいたお得な話には用心深さを発揮する母にきっぱり断られて引っかからずにすみました。
NTTの関連会社をかたり、契約すれば通信費が安くなるというが
消費者トラブル対策本によると、こういった勧誘の電話ではNTTの名前を出してくるのでNTTの新しいサービスなのかな?と思って契約したら全然別の会社だった、というのが多いらしいです。
別の有名な会社の名前をかたって契約させようとしている時点で、まともな商品とは思えませんね。
銀行口座までいきなり電話で教えてしまう父
ある日の夕食どき。
19時くらいだったでしょうか。
父がなにやら嬉しそうに電話で話をいつまでもしていて、そのそばで母が心配そうにうろうろしていました。
尋ねると、父が勧誘の電話を受けて、言われた通りに契約を進めているところとのこと。
ふつうの会社ならとっくに終わっている時間なのに、すぐに契約する必要がある、急がないといけない、と相手の言われるがままに銀行口座まで教えている父の姿はどうみても詐欺にひっかかっている人。
しかも母が横から何を言っても、電話の相手の言うことを信じている父のあやういこと。
相手をだまそうとしている人は、親しさを演出するのが本当にうまい。
警戒心のない父が簡単にだまされてしまうのも仕方のないところはあります。
わたしが電話を替わって契約を断る
相手の会社名をネットで調べたあと、父にやめたほうがよいと伝えました。
すっかり電話相手と親しくなったつもりでいる父にはもう断るという選択肢がなくなっていたので、電話を替わってもらいました。
「そちらは〇〇という会社のかたなんですね?」
とわたしが尋ねると、
「いえ、自分は代理店のものです」
という答え。
責任逃れの匂いがぷんぷんします。
「すみませんが契約はしません」
と伝えると
「なぜだか理由を教えてもらえますか?」
と聞かれたので
「〇〇という会社のネットでの評判が悪いからです」
「・・・わかりました」
年寄りの父をうまく話に乗っけることはできたようですが、ネットで調べられては騙しきれないと思ったのでしょうか。
きっぱり断ることができました。
詐欺っていう証拠はあるのか、と開き直る父
ほっとしているわたしと母に向かって、開き直った父。
「詐欺っていう証拠をだしてみろ」
と言い出したので、呆れました。
騙された、と思うことをプライドが許さなかったのでしょう。
アスペルガーの父は冷静な議論というものができないので、どんな理屈を並べたところで徒労に終わります。
しかしその後は反省したらしく、多少の警戒心をもって電話に出るようになったので同じトラブルは起こっていません。
それにしても、
詐欺とかぼったくり商品勧誘の電話とか、
多すぎないでしょうか・・・?