もこまる諸行無常なブログ

明るいけど頑固なところもある母、アスペルガー症候群の父、難病もちの私の3人家族です

「私立探検家学園1 始まりの島で」斉藤倫著

           

 

「私立探検家学園1 はじまりの島で」

さくっと読み終わりました。

「私立探検家学園1」のあらすじ。

小学5年生の松田コロンは、山奥にある変わった学校に通うことになる。

その名は「私立探検家学園」。

そこは世界中の子どもたちが集まって、普通とは違う授業が行われる。

正解のないせかいの授業。

そして夏休み直前、とんでもない「実習」が始まる。

ミッションは「ドラゴンの卵をもちかえること」。

5人ずつ班を作って、異世界に送り出される。

探検家は冒険家ではない

校訓のひとつ。

調べてみたら、探検家は未知の場所で調査をする人を指し、冒険家は危険な場所に行くことや挑戦する人を指すらしい。

児童書は、意外に言葉に深みがあって、

立ち止まる場所が何個もあった。

一番好きなものを最初に食べる人と、最後に食べる人。

やることは違っても、理由は同じ。

たしかに、と思った。

頭の中身が柔らかくほぐされる感じがします。

 

ミッションの本当の目的

「どんな苦難があっても、探検家であるからには、なにかを持ち帰ること」

実習の前の学園長の言葉。

主人公のコロンは特にいらない挨拶だと考えていたけど、

わたしは面白いと思いました。

なにかとはなにか?というのも気になったし。

そもそも探検家であるからには、というところも気になります。

 

ミッションの本当の目的。

それは探検家に必要な精神を発揮することにありました。

子どもにとっては、この世界はすべて未知への探検。

自分が正しいと思う道を自分で考えることの大切さと、

その道を進む難しさを教えてくれました。

 

自分が子どものころは、間違った道を驀進していたし、

今でも正しいと思った道を迷わず進めない。

もっと強かったらよかったのに、と何度思ったことでしょうか。

 

わたしは探検家には、死ぬまでなれそうにありません。