「私立探検家学園1 はじまりの島で」
さくっと読み終わりました。
「私立探検家学園1」のあらすじ。
小学5年生の松田コロンは、山奥にある変わった学校に通うことになる。
その名は「私立探検家学園」。
そこは世界中の子どもたちが集まって、普通とは違う授業が行われる。
正解のないせかいの授業。
そして夏休み直前、とんでもない「実習」が始まる。
ミッションは「ドラゴンの卵をもちかえること」。
5人ずつ班を作って、異世界に送り出される。
探検家は冒険家ではない
校訓のひとつ。
調べてみたら、探検家は未知の場所で調査をする人を指し、冒険家は危険な場所に行くことや挑戦する人を指すらしい。
児童書は、意外に言葉に深みがあって、
立ち止まる場所が何個もあった。
一番好きなものを最初に食べる人と、最後に食べる人。
やることは違っても、理由は同じ。
たしかに、と思った。
頭の中身が柔らかくほぐされる感じがします。
ミッションの本当の目的
「どんな苦難があっても、探検家であるからには、なにかを持ち帰ること」
実習の前の学園長の言葉。
主人公のコロンは特にいらない挨拶だと考えていたけど、
わたしは面白いと思いました。
なにかとはなにか?というのも気になったし。
そもそも探検家であるからには、というところも気になります。
ミッションの本当の目的。
それは探検家に必要な精神を発揮することにありました。
子どもにとっては、この世界はすべて未知への探検。
自分が正しいと思う道を自分で考えることの大切さと、
その道を進む難しさを教えてくれました。
自分が子どものころは、間違った道を驀進していたし、
今でも正しいと思った道を迷わず進めない。
もっと強かったらよかったのに、と何度思ったことでしょうか。
わたしは探検家には、死ぬまでなれそうにありません。